2014.7.4
スウェーデン・ストックホルム
Astrid Lindgren Children's Hospital
視察訪問
アートマネージメントという世界に出会い、書籍を読む中で、必ずといっていいほど出てくる国スウェーデン。
なぜアート振興が盛んなのか。国とアートはどんな関係なのか。
それを味わうため、2014年に芸術振興に取り組むさまざまな施設に訪問しました。
その一つが、Astrid Lindgren Children’s Hospital。
絵本「長靴下の少女ピッピ」を生み出した作家Astrid Lindgrenが設立した小児科です。
院内には、廊下、待合室、病室、そしてオペ室にいたるまで、さまざまな空間にアート作品が展示されていました。
それ以外にも、まるで遊園地のような図書室や、日差しの中でゆったり過ごせるテラスなど、入院しているこどもたちが過ごすスペースがたくさん。
どれも光が素敵で、見ているだけで楽しくて、日本の病院の雰囲気とは全く異なるものでした。
案内してくれたアートディレクターによると、国内のアーティストに公募をかけ、空間をもとに着想した作品を設置しているそう。
国から一定の予算が出ていることも驚きでした。
また、アートをなぜ導入したのかという問いの答えは「退屈しないから。」
国内の複数施設を視察し、国(国民)が芸術を心から信頼していることを実感できました。
詳しいレポートはこちらでも綴っています。