Art Education Research UMUM

ラボ

アートであそび、アートを哲学する
おとなの本気の放課後活動「ラボ」。

きっかけは、山口周さんの著書
「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?ー経営における「アート」と「サイエンス」ー」(光文社新書)でした。

アートは、立場や業種を超えて、あらゆる仕事に役立つのか?
という問いに
職業も世代も、アートとの関わりも、バラバラのメンバーが集まり
研究会が立ち上がりました。

ビジネスとアートの関わりを、探究することから始まり
コロナ禍を経て、社会とアートの関わりに視点が移り
現在は、おとながアートを楽しむワークショップの企画開催や
美術館への遠足、建築さんぽなどを楽しんでいます。

新たなメンバーが入ったり
仕事やプライベートの都合で出入りしたり
流動的に構成を変えながら
毎月一回ペースに、オンラインや対面で活動しています。

効率を手放して、純粋にアートを哲学したい
考えることも、手を動かすことも大好きな
おとなのコミュニティです。

2019年 アートとビジネスについて考察しよう
・アートとビジネスの関係は?
・アートとこじつけ
・仕事とビジネス
・アートと「もやる」

2019-2020年 アートワークショップを作ろう
・ワークショップデザイン〜問いをつくる〜
・ファシリテーション〜進行をデザインしよう〜
・アートワークショップデザイン〜アートを体験する場のデザイン〜
・ワークショップ「アートってなんだろう」開催(ひの市民大学にて)

2020年 コロナ禍でのアートの価値とは?(オンライン開催)
・コロナ禍でのアートの価値、場創りの方法とは?
・ネガティブケイパビリティ、情報の取捨選択
・アナロジー思考とアート
・ハコソト思考とリープ体験

2021-2024年 アート思考のその先へ × 体験のデザイン
・「ペンの価値を再考する」ハコソト思考実践
・ワークショップ「対話とアート~好きな本を語って、ブックカバーをつくろう!~」開催(ひの市民大学)
・ワークショップ「あなたもアーティスト体験」開催(ひの市民大学)
・大学セミナーハウスにて合宿
・ワークショップ「おさんぽ×アート」開催(ひの市民大学)

2024年- ビジネスというより、社会とアート、私たちとアート
・美術館に遠足にいきたい!
・みんなで、なにかクリエイションしてみたい!
などなど
毎月1回オンラインをメイン、ときどき対面にて活動中
これまでの活動経歴詳細はこちら

WORKSHOPS BY lab

 

■2019/11/30(土) ひの市民大学「アートってなんだろうービジネスや生活にアートをいかすー」

■2022/3/21(日) ひの市民大学「対話とアート~好きな本を語って、ブックカバーをつくろう!」

■2023/3/5(日) ひの市民大学おさんぽワークショップ「あなたもアーティスト体験」

■2024/1/27(土) ひの市民大学おさんぽワークショップ「おさんぽ×アート-日野駅周辺編-」

 

how to APPLY

ラボ参加希望の方
参加条件は、アートに興味があることと、思考が好きなこと。
下記問い合わせフォームより、ご連絡ください。
3日以内に、ご入力いただいたメールアドレスにご連絡いたします。

ワークショップ参加希望の方
企画が立ち上がり次第、Peatixinstagramにてご案内いたします。
ぜひフォローください。

Past Projects

2019-2021

edu

これまでの参加者:保育士、幼稚園教諭、学童支援員、福祉関係者、ワークショップデザイナー、芸術士、アトリエリスタなど

2018年、新保育指針「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」のなかに「豊かな感性と表現」という項目ができました。
一方、保育教育現場で子どもたちと日々向き合う方々の
実に75%以上が、美術教育に課題や不安を抱えています。
そこで、「こどもがより自由に表現できる製作あそびとは?」を研究する場をつくりました。

 

研究内容例
▶︎「自由な表現とは?」(レクチャー&セッション)

芸術とは何か/場づくりのポイント/従来の製作あそびとの違い
自由な表現の魅力と可能性などなど
レクチャータイムでUMUMの実践をご紹介します。
後半のセッションでは、現場で実践する可能性と課題についてグループ対話し、深めます。

 

▶︎「画材体験と声かけの実践」(アートワークショップ)
様々な画材を使った自由な表現と、条件や制約のある表現(設定画)に挑戦。
2つの活動の持つそれぞれの役割を、実践を通して学びます。
また、表現者(こども)と保育者の両方の立場から声かけを体験します。

 

▶︎「えのぐを使った感覚遊びと自己解放」(アートワークショップ)
感覚遊びの代名詞、「えのぐ」を使った自由表現を体験し
その感触や面白さ、心が解放されるプロセスを体験します。
また、「汚れない」環境づくりや「もったいない」など
えのぐに関わるさまざまな課題の解決方法も検証します。

 

▶︎「かたちの面白さとデザインの関係、作品鑑賞の広がり」(アートワークショップ&セッション)
ついつい技術重視の指導になりがちな、切り貼り工作。
実は形を組み合わせる制作は、デザインの基本学習でもあります。
様々な形の切り貼り工作を通して、技術指導と感覚指導の違いを学びます。
また、後半は作品を見ながら意見交換をする鑑賞時間の面白さも体験します。

2019-2021

Art × Well-being

supported BY マチマニア
これまでの参加者:医師、看護師、心理士、介護福祉士、産業医、農家、社会教育家、アーティスト ほか

若手医療者団体マチマニアの有志メンバーとともに、Art × Well-being研究会を発足。
心の健康を意味するWell-beingとアートの関係について考える、研究会を開催しました。

 

▶︎対面研究会「アートとWell-beingの関係を考える」東京都内で複数回実施
近年Well-beingの考え方がサービスや政策において注目されている一方、現状ではその言葉に明確な定義はありません。
そこで、「私にとってのWell-beingとは?」という問いをたて、アートワークショップを通して感じた感覚から、アートによるWell-beingへの影響や関係を考察しました。

 

▶︎オンライン輪読会「well-beingについて学ぶ」
ラファエル・A・カルヴォ/ドリアン・ピーターズ著
渡邊淳司/ドミニク・チェン 監訳
BNN新社「ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術-」を
2週に1回、半年間に渡って輪読しました。
毎回担当者が、特定の章について作成した抄録を発表し、参加しているメンバー全員でディスカッションを行いました。
抽象度の高い「well-being」というものに対し、自分の解釈だけでなく、他者の意見を交えながら理解を深めることができました。

 

▶︎ワークショップ実践研究「こどもたちにアートあそびの体験を届け、Art × Well-beingの関係を実践研究する」
日常的にあそびやアートにアクセスすることが難しい、長期入院中の子・重度心身障害(自宅療養)の子・発達障害(日常療養)のある子の3名を対象に設定。
保護者に事前ヒアリングを行い、ウェルビーイング/芸術教育/そして療育の目線から
オンラインと対面の両方を活用した、オーダーメイドのアート活動を作りました。
この事業はLINK-Jによる「2020年SCOOP(助成金事業)」に採択されました。 

 

Art × Well-being研究会「アート×あそび」ワークショップ報告動画 撮影&編集:鈴木萌