Art Education Research UMUM

UMUMについて

私たちの想い

『誰かと、何かをつくるって楽しい。』

私たちは、この想いを実現する機会や場をつくってきました。

1回の創作機会で作られる作品は10点以上。
6年の営みの中で、作品総数は5,000点、参加者総数はこどもからおとなまで4,000名を超えます。

たくさんの作品や人と出会い、世界に出かける中で
何かをつくること、人とかかわることは
同時に「私はどうしたい?」と、自分と向き合う作業でもあることを実感しています。

人と出会い、自分と向き合い、成長していく。
UMUMは、健やかに表現し、成長できる環境を今後も目指し続けます。

コンセプト

1.感じる、表現する

さまざまなモノや出来事から感じとり、イメージする力である”感性”。
生まれたイメージに形を与える”表現”。
この二つは、人が生まれながらに持つ大切な力であり、成長につれ自己効力感や他者理解にもつながる大事な素養です。
正解がないアートの世界で手を動かし、人と出会っていくことで、この二つの力が健やかに育まれていきます。

 

2.越境する、学ぶ

歴史を通じて、多くのアーティストがサロンやカフェで志を同じくする仲間たちに出会い、インスピレーションを得てきました。
彼らは新しい景色や文化に出会う旅に出かけ、たくさんの刺激をもとに作品を発表しています。

人との出会いや「日常」を飛び越える出来事は、自分の限界に気づき、価値観を更新するきっかけを与えてくれます。

思いっきり創作できる環境で、普段出会わない人たちからインスピレーションを得ること。
属性、障害の有無、国境…普段の生活で自然に形成された、境界線を越えていくこと。
いずれも、感性と表現の育みには欠かせない経験です。


3.一緒に自立/自律していく

人と関わる中では、葛藤を感じたり、お互いの納得をつくり合う必要も出てきます。
それは、こどももおとなも全ての人が学び、生きていく上で欠かせない心の動きです。
こどもたちの思い切った表現、人との関わりを目の当たりにして、おとなが気づかされることがたくさんあります。
こどももおとなも分け隔てなく、関わった全員がお互いに影響を及ぼしあう。
ともに成長し、生きる力を育む。
そんな環境を大切にしていきたいと思っています。

メンバー

田中 令/Ray Tanaka 

Founder

1985年生まれ。
多摩美術大学彫刻科卒業、中学高校美術科教員免許取得。
生まれつきの下肢障がい、いじめ、家庭問題、精神疾患などの難所を、美術表現で乗り越えた経験と
美大進学後に感じた、日本のアートの課題から
「自己表現(アート)の土壌をつくる!」と心に決める。
2008年より保育教育、福祉、医療の現場で5000 名以上の参加者にワークショップやアート企画を開催。
2016年、アートワークショップユニット ・コネルテ創立。
活動10年目となる2018年、Art Education Research UMUM (ウムウム)創業。2022年、株式会社UMUMとして法人化。
年齢、障がい、国境を越えて、あらゆる人の自由な自己表現の場を創出しながら、美術教育の実践研究をしている。
<詳しいプロフィールはこちら>

大森 春歌/Haruka Ohmori

Assistant

1999年岡山県生まれ。
筑波大学大学院芸術学学位プログラム博士前期課程修了。
中学校、高等学校教諭一種免許状(美術)取得。
造形ワークショップ団体主宰の経験を通じて感じた課題の答えを探るべく、卒業論文は「子ども向け造形ワークショップの運営」をテーマに執筆。論文執筆の際に、取材を通じてUMUMに出会い、2022年度より参加。
現在は、アートユニット「はるてふ」でアートのある場づくりを継続的に行う。アートを囲んでみんなが集い、対話や創作ができる場づくりを目指して活動中。

参加プロジェクト
こどもアトリエ

大河内 瑞/Midu Ohkouchi

Assistant

1986年東京生まれ。
武蔵野美術大学 造形学部油絵学科卒業。
幼少期から絵が好きで美大に進学するも、在学中は絵を描くことより、子どもたちと穴掘りや川遊びを楽しんでいた。
卒業後、一生懸命働くうちに、心身がすり減り一度倒れる。
一念発起して東京を離れ、島根の山奥や広島の離島で10年暮らす。2022年から東京に戻り、現在は世田谷の新規開園の保育園で保育士をしている。
こどもたちから湧き出てくる「生きているんだ!」というパワーが大好きです。一緒にあそぼう!

吉野 由起子/Yukiko Yoshino

Assistant

1971年富山県生まれ
富山大学 経済学部卒業。
デザイン会社の営業などを経て、現在青山フラワーマーケットでフローリストとして勤務。高専4年の息子(年少の頃、発達障がいと診断)と中2の娘の2児の母。
私自身、子供の頃から図工が好きでした。母となったときに子どもたちにも様々なものづくりのワークショップを体験させ、親子共々とても楽しみました。
その頃の楽しさが未だ忘れられずにいる時にUMUMを知り、お手伝いをさせていただくことになりました。参加している子どもたちが思い思いに創作活動している姿を見るのがほんと好きで、いつも幸せもらってます!

参加プロジェクト
こどもアトリエ

池田 智雄/Tomoo Ikeda

Assistant , Lab member

1969年熊本県生まれ
東京造形大学デザイン学科卒業
筆記具メーカーでデザイン、宣伝、広報業務に従事。美術鑑賞、建築散歩が趣味。
2019年にUMUMのおとなアトリエに参加して以来、アート制作のワークショップの魅力にはまり、現在までUMUMに関わる。 その他、文化に関わるボランティア活動に参加。 東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」アート・コミュニケータ、「立川ビルボード」市民ライター、「近代建築と市民の会」運営委員、など。

参加プロジェクト
アートラボ
こどもアトリエ

北原 章広/Akihiro Kitahara

Assistant , Lab member

1969年長野県生まれ
早稲田大学理工学部機械工学科卒業
なんとなくエンジニアになるも、キャリアを積むうちに将来に悩みはじめる。 そんなときふと足を運んだ美術展で、エンジニアリングも表現のひとつなんだと気づき、自分が設計した製品を作品と捉えるようになる。
それからしばらく経ってUMUMに出会い、表現の1つの手段としてのアートという考え方に共感。
UMUMは、自分の表現方法を見つけるための実験場なんだと思う。子どもだけでなく大人にとっても。

渡邊 涼/Ryo Watanabe

Assistant , Lab member

1974年東京生まれ
高校3年の娘1人の母。 子ども向け英語講師歴およそ20年。赤いモンスター姿でウクレレを弾いて英語の歌を歌ったり踊ったりもしながら、地域密着型の活動中。
哲学やアートへの興味より、海外展開を目指す作家をサポートする団体にて、ニューヨークの大型アートフェア「ART EXPO NEW YORK」やニューヨーク・ロンドンでの個展・グループ展のキュレーターを務めていた経験あり。
エイブルアーティストの作品も好きで、2018年1月Sol氏の個展企画運営、2023年2月みつき氏個展のキュレーターを務める。 アートや英語を通して、様々な個性や特性を持つ子どもたちが、元気になったり楽しいと思える環境作りやきっかけを一緒に見つけたいと思っている。

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